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「BAO(バオ)」というのはベトナム語で「新聞」という意味です。
「BAO読んだ?」とみんなが学校で話してくれるのが、ベトナムにいる私が一番嬉しいことです。
■ 今月のニュース 「あなたは誰?」■
3月末、ホーチミン市で暴行、引ったくり、スリなどの事件から観光客を守る任務に就く「青年奉仕隊」の活動が始まった。この「青年奉仕隊」は現在108人で、ホーチミン市内の1区や3区などといった多くの外国人観光客が集中する地区に配備された。
この中には2人の女性隊員もいる。これは女性の観光客が、ホーチミン市内を観光中に問題が起きた時に解決に当たる目的で配置された。
これら「青年奉仕隊員」たちは、ホーチミン市内の道案内などのほかに、物乞いや観光客にしつこく付きまとう物売りたちなども取り締まる。
これはベトナム国内初の試みであり、ベトナムを観光に訪れた観光客に安全で楽しい旅行を楽しんでもらい、「経済都市」としてのホーチミン市を、さらに「観光都市」としてもイメージアップしようと目指しているのである。この試みが成功すれば、市内の他の地区にも広げていきたいと考えている。
(解説)
ベトナムはアジアの中でも政情は大変安定していて、治安の良さという点で群を抜いているほうでしょう。私自身もこちらに住んでいて、身の危険を感じることはまだ一度もありません。
ただこのベトナムはまた、スリやカッパライや泥棒が多い国だというのもまた事実です。これは観光客相手に対してだけではなくて、同じベトナム人同志の間でもそうです。
私がベトナムに来たばかりの頃はまだ監視カメラもない時期でしたので、当時百貨店などに入ると通路の一列ごとの両端に2人の従業員が椅子に腰掛けて座り、お客の万引防止に目を光らせていました。それだけ万引きする人が多いということです。
道路にバイクや自転車などを鍵を付けずにおいておくとまずは100%無くなります。たとえ鍵を掛けていても状況次第ではすぐ無くなりますので(シクロにそのまま積み込んで終り)、ベトナム人たちは有料でバイクや自転車を預かってくれる駐車場に持って行くのがここの常識です。
事実、私の知人もバイクで帰宅して自宅前の道路に鍵もチャンと掛けておいたにも拘わらず、3分間ほど停めておいた間にそのバイクの爆音と共にあっという間に持ち去られてしまいました。
さらにこれに輪を掛けて腹が立つのは公安で、ベトナムでは公安は庶民の味方では全然ありません。彼等は自分たちの利益にならないことには一切動きません。以前私の友人がカメラを盗られた時に、盗難証明をもらおうと地区の公安に行きましたが、そこの担当者は「届けを出すのが遅い!」とかいろんな理屈を並べて、とうとう証明書は発行してくれませんでした。その間周りの公安たちはずっとテレビを見ていました。
またある日本人などは深夜に泥棒に入られたのですが、すぐ地区の公安に電話すると、その時電話に出た公安員に「一体今何時だと思っとるんだ!」と怒鳴られて、ガチャンとそのまま電話を切られたそうです。その人は公安のこのあまりの言葉に絶句し、受話器を握ったまましばし呆然としていたそうです。
そういう意味では、言葉も満足に出来ない観光客がホーチミン市でいろんなトラブルに巻き込まれた時に、相談・解決・協力・援助してくれるこの「青年奉仕隊」の活動は有り難い存在だと言えるでしょう。
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