ベトナムの現地駐在員による最新情報をお届けするアオザイ通信がメールマガジンになりました!

マガジンタイトル アオザイ通信
発行周期 月1回
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━ティエラエデュネットキャンパス━━

▲     ー ベトナム駐在員がお届けする素顔のベトナム ー
■▲     
■■▲          アオザイ通信
■■■▲     
■■■■▲        2003年7月15日発行 vol.001

━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.te-campus.com/eco ━━

ホーチミン駐在員より、ベトナムの人々の暮らしややエコに関する情報を月1
回お伝えします。

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■ 目次
[1]春さんのひとりごと ー ホーチミン駐在歴6年・春さんの自己紹介
[2]フーンさんの子育て日記 ー 1話 初めての赤ちゃん誕生!
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 [1]春さんのひとりごと 
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わたくし、春さんは1997年春よりホーチミンに駐在しています。
今ではすっかり現地の人となって、見分けもつかなくなっていると言われてい
ます。

ホーチミンで何をしているのか、と聞かれますと、答えるのがムズカシイので
すが、「マングローブを植えています。」と答えることにしています。
ホーチミン市の南、カンザー地区は、ベトナム戦争の際に、アメリカ軍の枯葉
作戦によってベトナム全土の中でも、最悪の森林破壊を受けました。ジャング
ルの中でのゲリラの出没に手を焼いた米軍は、ゲリラの隠れ場所がないように
森ごとなくしてしまう作戦を実行したのです。その結果、森は壊滅し、鳥や動
物や魚にとっても致命的な影響を与えました。

そして1975年にベトナム戦争が終わってすぐ、1978年から本格的な植林計画が
始まりました。それから約20年かけて、いままでに人の手によって植えられた
広さは約2万ヘクタールになると言われます。
その植林計画支援のために、ティエラという会社はマングローブ植林行動計画
に協力しカンザーにセミナーハウスを建てました。ここは、宿舎兼研究施設の
拠点として,植林活動,環境保護や生態系保存についての学習,調査,研究活動を
繰り広げ、それをねらいとした「エコツアー(自然環境や地域の社会環境に悪
影響を与えない旅行)」の実施をすすめるために利用されています。
わたくしこと春さんは、マングローブの植林のためのエコツアーの現地ガイド
として、ホーチミンに駐在し、働いているのです。

おっと話がかたくなってしまいました。
まぁ、せっかく駐在しているのですから、ベトナムに生活している者の視点か
ら見た情報を日本のみなさんに発信しようと思ったのが、アオザイ通信の始ま
りです。
毎月1回、春さんのひとりごとと、ベトナム人の奥さん、フーンさんの子育て
日記をおおくりしますので、ベトナムの現地事情、少しでも理解していただけ
たらうれしく思います。

今回は、自己紹介まで。
来月からのひとりごとにご期待ください。

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 [2]フーンさんの子育て日記 ー 1話 初めての赤ちゃん誕生!
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これは日本人の春さんと結婚して、昨年初めて赤ちゃんを産んだベトナム人女
性・フーンさんの半年間の子育てを、日記ふうに綴ったものです。 

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2002年11月4日、深夜1時40分に女の子が生まれました。身長が49cm
体重が2,800グラムでした。ここベトナムでは女性は、(雪のように白い肌)
が理想とされていますので、日本の名前を「雪」と付けました。そしてベトナ
ム名ではAi(愛)と付けました。

「予定では11月20日くらいですよ。」とお医者さんは言っていたのですが、想
像していたよりもかなり早く生まれました。11月3日の夕方に少し痛みを感じ
たので、まだだろうなとは思いながらも、念のために夕方ころに病院に入るこ
とにしました。私の母が病院には春さんと一緒に付き添ってくれました。

病院に着いてしばらくしたら痛みも収まって来たので、春さんは一旦家に帰り
ました。しかし夜の11時過ぎから、だんだん痛みが増して来ました。激しくな
る痛みと、その痛みが収まることの繰り返しが続き、そして12時過ぎからだん
だん痛みがさらに増して来て、ついに待望の赤ちゃんが1時40分に生まれま
した。

春さんもまさか今日のこの日に生まれるとは思っていなかったようで、2時す
ぎに電話したら寝ていたらしく、「今先ほど生まれたわよ!」と言うと「えっ
…」と言って、しばらく黙っていました。その後「本当かい!?で2人とも元
気かい?」と聞いて来たので、「ええ、元気よ。」と答えました。

「すぐ今から行くよ!」と春さんが言ったけれど夜も遅いし、同室の人が大勢
いて迷惑を掛けてもいけないので、朝早く来てもらうことにしました。そして
あらためて私の腕枕の横に寝ている赤ちゃんをじっと見つめました。

まだ目は閉じたままで、ずっと眠ったままの状態です。今このとき何を思って
いるのだろうか?(あなたは今この世界に、今日生まれたのよ)と、こころの
中で赤ちゃんに語りかけました。

そしてそのまだ小さな・壊れそうな鼻や唇をそっと触って見ました。この子が
9ヶ月以上も私のお腹の中にいて、こうして生を受けてこの世界に現われて来
たことが、今赤ちゃんを目の前にしても信じられません。じっと見ていると涙
が出て来てしまいました。

私が入院した病院は、Tu Du(トウー ユー)病院という名前で、日本でもあ
の「ベトちゃん・ドクちゃん」が入院していた病院としても有名です。ホーチ
ミン市内では一番大きく、毎日多くの赤ちゃんがここで生まれています。市内
だけでも毎日多くの赤ちゃんが生まれますので、部屋が足りなくて狭い一つの
部屋に4人くらいの人たちがベツドに寝ています。

しかしまだそういう部屋に入れる人は良いほうで、部屋に入れない人たちも多
く、そういう人たちは通路の廊下にベツドを置いてそこで休んでいます。個室
一人の部屋というのもありますが、病院関係の知り合いか、特別に高い料金を
払わないと入れませんので、普通は入院しても相部屋か廊下で寝るしかありま
せん。私も相部屋に入ることになりました。

それで相部屋や廊下であれば料金が安いので、ベトナム人の多くがここの病院
を利用します。そして見舞いに来た家族や親戚の人たちは、病院の中にある中
庭にゴザを敷いて、ついでにお昼ご飯も食べながら時間を過ごしています。

翌日の朝早く春さんが来てくれて、すやすやと寝ている赤ちゃんの顔をじっと
見つめていました。そして「大変だったろうけど、よく頑張ったね。ありがと
う…」と言ってくれました。赤ちゃんに顔を近づけて見ていましたが、まだこ
の時には赤ちゃんも目を開けることも出来ずにただ寝ているだけです。そして
この部屋には他にも大勢の人たちが出入りして、ゆっくり座る場所もないので
、春さんは病院の中にある中庭に出て行きました。

午後からは私の父や弟や妹たちも来てくれて、「お姉さん、おめでとう!」と
言ってくれました。家族みんなが揃って来ていろいろ祝福してくれることに対
して答えている時に今までのことを思い出し、やっと永い出産までの道のりを
終えることが出来たのだな〜と思ったことでした。

つづく

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アオザイ通信はweb版もあります。ベトナム人のフーンさんと結婚するまでの
春さんの奮闘記、初めて日本を訪れたときのフーンさんの日記など、あなたの
知らないベトナムがいっぱい! http://www.te-campus.com/eco/aozai/

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