(例)
●彼女は飴とムチの組み合わせて使う。 She uses a combination of the carrot and the stick.
●飴とムチの手法 carrot-and-stick approach
飴と聞くとcandyとなってしまいそうですが、英語表現では馬をうまく走らせる方法からの比喩を使います。carrotには「報酬、褒美、えさ、説得の手段」という意味もあり、stickと対にして使う以外にも、「offer
a carrot to him:彼に報酬をちらつかせる」というように、carrotだけで使うこともあります。stickにも同様に、「むち、厳しい処置」という意味があり、「give
him (the) stick:彼をむちで打つ、彼を罰する」という使い方もあります。
英語は「全部かゼロか」である。「のるかそるか」もこの表現でいける。take
a chance on も使えるが、「ともかくやって〔やらせて〕みる」という軽い調子になる。hit-or-missも一見似ているが「いい加減な」「でたらめな」といったニュアンスが強く、むしろ「行きあたりばったりの」などの訳があたる。
(『最新日米口語辞典』(朝日出版社)より引用)
(例)
●Go for all or nothing. いちかばちかだ。/ 当たって砕けろ!
「飴とムチ」の形容詞carrot-and-stick同様、「一か八か」もall-or-nothingで、形容詞「一か八かの」として使うこともあります。
ちなみに、2002年に公開された「ALL OR NOTHING」というイギリス・フランス製作の映画があります。その邦題は「人生は、時々晴れ」。内容などから考えられたタイトルなんでしょうね。映画の邦題はこのように、直訳とはだいぶ異なる表現を使っていることがよくあります。